「犬山祭」といえば見所が実に多く、美しさ、迫力共に文句なしに人気急上昇のお祭りです。
そんな「犬山祭」を存分に、かつ効率よく楽しむための情報をお届けします!
犬山祭とは
「犬山祭」は愛知県犬山市の綱神社の春の祭礼です。起源を遡るとなんと江戸時代という長い歴史があります。
犬山祭の起源、歴史
江戸時代、寛永12年に行われた祭礼行列が起源とされています。
下本町の魚屋町で行われ、その6年後寛永18年から「車山(やま)」と「からくり」も奉納される様になった様です。
一般的に奉納されるイメージの「農作物や酒」ではなく「車山」に「からくり」なのが独特でとても興味深いですね。
2020年犬山祭の日程は?
犬山祭開催日 2020年 4月4日と5日の(土日)
実は毎年4月の第一週目の土日に開催と決まっています。わかり易いですね。
2020年犬山祭のスケジュール
見所がとにかく多くどれも見逃したくない!となるとスケジュールの把握が必須です!
1日目「試楽祭(しんがくさい)」
2日目「本学祭(ほんがくさい)」
犬山祭1日目「試楽」のスケジュール
犬山祭1日目「試楽祭」朝と昼
2、9:40-10:40 針綱神社前(犬山城前広場)に13輌の車山が一同集結、勢揃いします。
3、オープニングセレモニー
4、12:30 – 13:30 山車7輌によるからくりの披露 犬山駅西口へ移動開始(駅前組)
5、13:40 – 15:10 山車6輌がからくりを披露、その場に待機(神社組)
犬山祭1日目「試楽祭」夜
「駅前組」と「神社組」それぞれの時間割を別で紹介します。
5、18:00 駅前組の6輌の山車の提灯に点火(365個もあり、本当の火を灯します)
6、18:45 夜車山曳出式
7、19:30 駅から城下町を山車が移動し、各町内へ戻る。(大体
21.45には戻り終える様)
「神社組」
5、18:00 365個の提灯に点灯開始
6、18:45 7輌の山車が城下町へ移動開始
7、21:45 山車が各町内へ帰着
犬山祭2日目「本楽祭」スケジュール
犬山祭2日目「本楽祭」朝、昼
2, 8:40 – 9:20 13輌の車山が集結
3, 9:50 – 14:30 からくりを順に奉納、二手に別れて城下町へ。北組は 余坂へ、南組は外町へ。
犬山祭2日目「本楽祭」夜
18:30 余坂から綱針神社へ向かって出発
19:55 綱針神社から城下町へ
21.45 各町内へ帰着
南組 18:00 365個の消沈に点灯
18:40 外町を出発城下町から各町内へ
21:45 各町内へ帰着
犬山祭は見所がてんこもり!
歴史ある犬山祭は事前に知識を持つ事でその凄さを実際に自分の目で見て感動、堪能できるお祭りです。
ぜひ行く前にここでその秘密を知っておきましょう。
山車とは?
犬山祭では全部で13輛の車山が見られます。高さは8mにもなる3階建てのきらびやかなもの。他の祭りではない高さだそうです。
そしてなんと釘が一本も使われていないとか!定期的に分解してメンテナンスと技術伝承をするそうです。素晴らしいですね!
犬山祭のきらびやかな昼の山車
1段目には子供達がお囃子を演奏し、2段目、3段目にからくり人形が設置されています。
装飾はとても美しく、子供達の着る「金襦袢」という着物も非常にアーティスティックなものです。
犬山祭の幻想的な夜山車
個人的にはこれが一番好きなのですが、犬山祭での夜の山車。本当に火を灯しているので時に燃えてしまう場面もあるそうです。
まるで「千と千尋の神隠し」の世界に紛れ込んだかのような日本ならではの神がかった空気が漂います。
どんでんと車切り
どんでんと車切りという言わば「山車」の方向転換の事です。
これが男たちが肩に担いで重さ5tもある山車を持ち上げるのですごい迫力です。
持ち上がった瞬間に山車が一気に傾き提灯が揺れるのでハラハラします。
ユネスコ無形文化遺産
この犬山祭はなんと2016年12月から「ユネスコ無形文化遺産」に認定されました。多くの人に知ってもらいたいですね。
からくり
巧妙な作りでからくり人形が舞を踊ったり「トランスフォーマー」宜しくお姫様や男の姿をしたからくり人形がパタリパタりと社などに変化したりします。
私はたまたままじかでからくりを見る機会があったのですが、和風のどこか厳かな雰囲気でのその一連は独特の趣があります。
見物ルートは?
両日とも車山は城下町を巡行し、針綱神社前(犬山城前広場)に集結します。針綱神社前(犬山城前広場)へは、犬山駅西口からまっすぐ進み、2つ目の信号(本町)を右に曲がり、針綱神社方面へ。徒歩約15分ほどの距離です。
7日は12:00-15:10まで、8日は9:50-14:30まで、針綱神社前で順番にからくり披露。そのあと7日の午前、8日の午後は城下町各所でそれぞれ随時からくりを披露する予定だそうです。
犬山祭のアクセス
公式のサイトでも交通機関の利用を呼びかけていますが念のため車でのアクセスも紹介します。
電車でのアクセス
一番無理がなく楽で便利なのが電車でのアクセスです。
最寄駅 名鉄犬山駅 (西口すぐ)
名鉄犬山遊園駅 (徒歩15分)
犬山遊園駅はお城まで15分かかりますが木曽川沿いの桜並木が綺麗なのでお花見がてらの散歩もおすすめです。
車でのアクセス
●名神高速 小牧IC
●名古屋高速 小牧北IC
●東海北陸自動車道 岐阜各務原IC
からそれぞれ通常30分程ですが、お祭りの期間はかなりの渋滞が予想されます。
城下町内は交通規制で車は入れません。
犬山祭駐車場情報
一番近くて便利ですが朝の8時にもう満車状態なので現実的には難しいかもしれません。
料金 普通車1時間 300円
1日 1800円
2、犬山城第2駐車場 内田防災公園
針綱神社まで徒歩5分の距離で便利。ただし昼にはもう満車になるので可能な限り早めに止める方がいいです。
料金 普通車 1時間 300円
1日 1800円
3、犬山城第3駐車場 犬山市役所
針綱神社まで徒歩20分と少し離れますが、道中には出店など色々と退屈しないものがあります。
移動も観光として楽しめるでしょう。
料金 普通車 1時間 200円
1日料金設定はなし
4、軒先きパーキング
これは地元の軒先きを貸し出すというガレージシェアのサービスです。こちらは予約制です。
この地域でも何件かあるようなので検索して見るのもいいかもしれません。
まとめ
「犬山祭2020年ガイド!日程、スケジュール、駐車場や見物ルートまで!」
で纏めて見ました。年々人気が出て混雑してきています。
時間帯によっては小さなお子様は人混みに流されてしまいかねず、非常に危険なので抱っこして移動する事になるでしょう。
多少大変ではあるものの、それを上回る感動が沢山待っていると思います。
盛りだくさんな「犬山祭」を存分に堪能してくださいね! 少しでもお役に立てたら嬉しいです!